ぎのわん清ら水会が、県に小学校の土壌調査を要請_6月10日

https://www.otv.co.jp/okitive/news/post/00005427/index.html

普天間基地から汚染物質・PFASを高濃度で含む水が小学校の近くを通って排出されたとみられることが明らかになっています。
これを受けて、市民の有志が県に対し学校の土壌を調査するよう要請しました。

去年12月、フリージャーナリストのジョン・ミッチェルさんが入手した資料で、普天間基地の消火訓練場周辺の水から国の指針値の576倍に当たるPFASが検出され、隣接する普天間第二小学校そばの排水管を通って放出されたとみられることが明らかになっています。

PFASは子どもの成長に悪影響を及ぼすと指摘されていることから10日、保護者らが参加する宜野湾ちゅら水会が県に早急なグラウンドの土壌調査を求めました。

▽保護者具志堅美乃さん『私たちの子どもや孫、その後の子どもたちまでずっと続く問題なので気付いたわかった時点で動かないといけないと思うんですよ』

これに対し、県環境保全課の渡口輝課長は「国に土壌に関する指針値がなく法律上定められた分析方法もないため現段階では難しい」と回答しました。

これについて、ちゅら水会では2年前、普天間基地で泡流出事故が起きた際、県は土壌調査を行っているとして調査の実現を求めましたが、県は「責任のある国に要請していく」と述べるに留まりました。

▽保護者与那城千恵美さん『(調査が)出来ないって言われた時はびっくりしました。検討もしないの?』『県ができることなので、すぐにやってほしい』

▽宜野湾ちゅら水会町田直美共同代表『ちょっとショックですね(親の)葛藤、苦しみを行政は感じてほしいなと思います』

ちゅら水会では、国に早期の指針値の策定を求めると共に調査の実現にむけて県や宜野湾市に要請を続けていくことにしています。

2022年6月10日 沖縄テレビ

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